久しぶりの自分で障害年金申請シリーズです。そしてこれが最後の予定です。伝えられることは出し切ったと思います。それでは最後は「お医者さんへの診断書の頼み方」です。社労士さんにお願いしていれば黙ってても勝手に書いて貰えるかと思いますが、自分でやる場合は当然自分でお願いします。
※本ブログの内容は障害年金の受給を保証するものではありません。
お願いの仕方
お医者さんに「障害年金の診断書を書いて下さい」とお願いしましょう。基本はそれだけです(笑)。じゃあなんでこんなテーマでブログを書くかというと、正確な診断書を書いて貰うには他にコツがあるからです。お医者さんは通院してくるときの患者さんしか見ていませんので、家での様子がわかりません。家ではつらくて寝たきりなのにそれを普段から伝えられていないと、元気に外出できる程度の症状だと思われて診断書を書かれてしまいます。なので診断書を頼むときは普段の様子をきっちり伝えられるように準備をしましょう。伝え方は自由ですが今回は私がやった方法をご紹介します。
なお、口頭でちゃんと普段の様子も伝えているから大丈夫!という方は特に準備する必要はありません。サクッとお願いして書いて貰いましょう。
紙に書いて症状を伝える
診察の時間は限られていますのでこの方法で伝えるのがベターかなと思います。診断書の為にゆっくり話を聞いて貰える、となった場合にも自分のカンペにすれば伝え漏らしが防げます。具体的に書くのは下記です。
症状とそれによって困っていること、できないこと
●人の話を聞くことができずそのせいで電話対応で相手が何を言っているか理解できず仕事ができない。
●朝起きると吐き気がし週に2日は欠勤してしまう。
●休みの日は無気力で起き上がれず一日寝ていて何もできない。
このように症状と実際に困っていることをセットにして書きます。それによりお医者さんは患者さんがどの程度困っているのかわかりやすいです。
わかりやすく箇条書きにするのもおすすめです。
働いている場合・一人暮らしの場合
働いていたり一人暮らしの場合は審査の際に症状が軽くみられる傾向にあるそうです。その場合、「働いているが症状によって働く時間、環境などに制限がある。特別に待遇を変えて貰っている」「やむを得ない事情により一人暮らしだが他者のサポートを受けている、もしくは受けられなくて生活が破綻している様子」を詳しく書き、更にお医者さんに「働いている、もしくは一人暮らしだが事情を診断書に記載して欲しい」と伝えましょう。
自己診断書
やり過ぎくらい準備したい!という方は診断書の紙をコピーして(原本はお医者さんが書くので必ずコピーして!)自己診断で診断書を書いて「自分ではこのくらいだと感じています」と渡しましょう。更にどうしてその評価をしたのか各項目の評価理由を別紙に書いて添付します。前の項目で症状を書いたときのように具体的な理由を書くといいです。
自己診断はあくまで自己診断ですのでお医者さんの判断で当然変わります。怖いお医者さんだと「医師が決めるものなのに」と気分を害す恐れもあるので普段のコミュニケーション次第で渡すかどうか決めましょう。
やらなくてもいい
今回お伝えしたことは基本的に「必ずやらなくてはいけない事」ではありません。「やった方がいいかも」と思ったときだけやってみて下さい。やり方も私が紹介した方法に限らずやりやすい方法でOKです。前回も書きましたが、審査に影響があるのは医師の診断書が9割、病歴・就労状況申告書が1割だそうです。一番影響がある診断書の作成依頼ですので伝えたい症状はなるべく伝えましょう。
以上で自分で障害年金を申請したときの話は終了です。同じ状況の方の役に少しでも立てればいいなと思います。過去の障害年金の話はこちら↓